8月, 2019年
栄養士おすすめランチの紹介(2019.8.28昼食)
当院管理栄養士のおすすめメニューの紹介です。今回のメニューは「鉄分たっぷりの洋風ランチ」です。
当院の食事に関してはこちらをご覧ください。
●妊娠すると貧血になりやすくなります
妊娠中は血液の量が増えるため、血液が薄くなり貧血になりやすい状態に。貧血は、動悸やめまいなどの症状だけでなく、赤ちゃんの発育に影響が出たり、出血多量などの分娩トラブルにつながるおそれもあります。特に妊娠中期・後期では非妊娠時の倍以上の鉄が必要になります。毎日の食事で鉄を補給しましょう。
- 枝豆と豆乳のカルボナーラ
●貧血を防ぐためのポイント
【1】吸収率の高い「ヘム鉄」を積極的に摂ろう!
・ヘム鉄:吸収率25%
・ヘム鉄を多く含む食品マグロ[※₁]、カツオ、牛モモ、豚ヒレ、レバー[※₂]等
[※₁]…マグロは水銀を含むため、妊婦は1週間に80gまでを目安に
[※₂]…妊娠初期では、ビタミンAの過剰摂取にならないよう注意
★赤身の魚、赤身の肉を積極的に摂りましょう。
- 牛肉とクレソン・グレープフルーツのサラダ
- 小松菜入りトマトスープ
【2】吸収率の低い「非ヘム鉄」は食べ方で吸収率が変わる!
・非ヘム鉄:吸収率3~5%
・非ヘム鉄を多く含む食品…あさり、しじみ、卵、ひじき[※₃]
納豆、豆腐、青菜、ドライプルーン等
[※₃]…2015年のデータでは、ひじきの鉄含有量はそれほど多くないことがわかっています。
★鉄の吸収を高める「ビタミンC」を一緒に摂る
ビタミンCを多く含む、ブロッコリー、パプリカ、柑橘類などと合わせて食べましょう。
★鉄の吸収の阻害する「タンニン」を含む飲料を食後に摂らない
・タンニンを多く含む飲料…コーヒー、紅茶、緑茶
・タンニンを含まない飲料…ほうじ茶、麦茶
【3】たんぱく質が不足しないようにしよう!
貧血予防には、鉄だけでなくたんぱく質も重要です。たんぱく質は赤血球中のヘモグロビンの材料になるほか、鉄の吸収をよくする働きもあります。肉や魚介のほか、卵、大豆製品、乳製品、のり、かつお節なども良質なたんぱく質です。
8月31日(土)小児科外来休診のお知らせ
学会参加の為、8月31日(土)の小児科外来診療は休診とさせていただます。
(産科、婦人科は通常通り診療致します)予めご了承ください。