今シーズンから、経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」も接種します。<br>
このワクチンはアメリカでは20年以上前から使用されていて、以前当院でも数年間個人輸入で接種を行っていました。しかし、A型インフルエンザ(H1N1)に対する効果が証明されず、米国の予防接種に関する認可をする機関、ACIP(AdvisoryCommittee for Immunization Practices) の推奨からはずれたため、接種をやめていました。しかし、ワクチンが改良されて再度ACIPからインフルエンザワクチンとして推奨されていることと、昨年、このワクチンが国内で承認されたので、今シーズから再度「フルミスト」の接種を行うこととなりました

「フルミスト」について
・鼻にスプレーするタイプのインフルエンザワクチンです。

・インフルエンザウイルスが侵入してくる鼻の粘膜に免疫を誘導することで、高い感染防御効果が期待できます。

・血液内にも免疫を成立させることで、感染してしまった場合でも重症化を抑制するといわれています。

・従来のワクチンより効果の持続期間が長いとされていて、従来のワクチンの効果が約5カ月間持続するのに対して、フルミストでは約1年間効果が持続するとされています。

・フルミストは生ワクチンですが、弱毒化したインフルエンザウイルスを用いています赤ちゃんが使用しているロタウイルスワクチンと同じようなイメージでよいと思います。生ワクチンは不活化ワクチンよりも効果がつきやすいため、シーズン一回の接種で十分とされています。副反応は接種した後に、鼻水、、鼻づまりの症状やのどの痛みといった軽度のかぜ症状が約10%の人にみられるようです。従来のワクチンと比較して、重篤な副作用の出現は認めておりません。

・ 気管支喘息で通院されているの方への接種について

  今回承認されたワクチンの添付文書には、重度の喘息を有する者又は喘鳴の症状を呈する者における接種には注意が必要とされています。当院としては、過去1年以内に喘息発作を起こしていない方に関しては接種可能とします。当院がかかりつけでない方は、主治医の許可が出た場合に限り接種可能とさせていただきます。ご了承ください。