2018-19シーズンの経鼻噴霧式インフルエンザ生ワクチンについて

【2018年11月6日更新】
予約の開始日、接種開始日をお知らせいたします。

予約申し込みをされる前に下記説明をお読みください。

☆注射による国産不活化インフルエンザワクチンとの違いは次のような点です。
①通常インフルエンザウィルスは鼻腔から侵入するので、その場所に直接免疫をつけるので発症予防効果が高い。
②生ワクチンで細胞性免疫も作るため、流行株とワクチン株が大きく異なっても、発症を軽症化する作用がある。
③2~7才で特に効果が高く、発症予防効果80%(国産不活化インフルエンザワクチンのこの年齢での効果は20~30%)
④鼻にスプレーするワクチンなので、針による痛みはありません。
⑤有効期間が長い。ほぼ1シーズン有効といわれています。
⑥4種類のウィルス成分が入っています。(従来ワクチンは3種類)
⑦接種対象年齢は2歳以上50歳末満まで。
⑧接種回数は1回がほとんどです。9才未満で、インフルエンザワクチンをそれまで接種したことのない人、あるいはインフルエンザにかかったことのない人は1ヵ月間隔て2回。
(国産不活化インフルエンザワクチンは13歳以上は1回、6ヵ月~13歳未満は2回)
⑨重症の副作用の場合、末承認ワクチンなので日本医薬品医療機器総合機構の補償がありません。

ワクチン輸入商社MONZENの補償はありますが、基本的には自己責任での接種となります。

☆接種おすすめの方
○持病のない、2才~7才の子供で、不活化ワクチンを接種しても毎年インフルエンザにかかってしまう人。
○注射の痛みに敏感な人。
○未承認ワクチンでも抵抗のない人。
〇13才以上からは不活化ワクチンの方が効果が高くなってきますが、流行株とワクチン株が大きく異なった場合は、フルミストの方が断然効果が高くなるので、受験生でインフルエンザヘの備えをできるだけ高めておきたい人。

☆接種できない方
○年齢2才未満と50才以上の方。5才未満の方でぜ一ぜーしたことがある方
〇1年以内に喘息発作を起こした方。
○免疫不全患者や抗がん剤治療を受けている方、またそういう患者さんをケアや介護している方。
○心臓、呼吸器、肝臓、糖尿病、貧血、神経系の病気をお持ちの方。
○アスピリンを服用している方。
○妊娠している方。
○重症の卵白アレルギー、ゼラチンアレルギー、ゲンタマイシンアレルギー、アルギニンアレルギーの方。
接種時に風邪をひいていたり、鼻炎のひどい方。

☆副反応
○接種後3日~7日で40%の方が鼻炎になります。鼻汁が40~50%、のどの痛みが5~10%、 頭痛が3~9%、発熱が10%、などとなっています。
極めてまれに、ショック、ギランバレー症候群の報告がありますが、これは従来ワクチンと同様です。

☆料金
1回7,800円(税込)です。

☆予約
1)昨シーズンまでに経鼻インフルエンザ生ワクチンの接種をしたことがある方
2018年11月7日(水)より予約開始

2)新たに経鼻インフルエンザ生ワクチン接種を希望される方
2018年11月14日(水)より予約開始
※1)で予定数に達した場合には予約できない場合もありますので予めご了承ください。

予約は来院、もしくはお電話でお願いします。
お電話の受付時間は月~水、金曜日の午後2時~5時となります。
それ以外の時間帯のお申込はお受けできませんのでご了承下さい。
数に限りがありますので、予定数に達した時点で終了となります。キャンセルはできませんので、本説明についてご理解されたうえでご予約ください。

☆接種開始日

2018年11月19日(月)

☆接種時間
基本的に診察時間内であればいつでもかまいません。

ただし、なるべく鼻症状のない状態で受診をお願いします。また、ワクチンに使用期限がありますので、それまでに接種していただくようになります。

☆その他・お願い
「予防接種の予診票」を事前にご家庭でご記入し来院していただくと、当日の時間短縮になります。下記のPDFファイルをプリントアウト、ご記入の上持参してください。

経鼻インフルエンザ生ワクチンの予防接種予診票
☆アメリカでの接種の様子等の動画もありますので、これらもご参考になさってください。

接種の様子(Youtube)

経鼻インフルエンザ生ワクチンのコマーシャル(日本語字幕付)

ご不明な点につきましては診察時間内に小児科外来へお問い合わせください。