ロタウイルスワクチン接種開始のお知らせ
2011年11月21日(月)から乳幼児のロタウイルス感染による胃腸炎を予防するためのワクチンが接種可能となりました。
ロタウイルス胃腸炎は1歳までに3人に1人の乳幼児がかかるといわれているもので、ノロウイルス胃腸炎と並んで冬期の赤ちゃんの嘔吐下痢症の大きな割合を占めています。
ロタウイルス胃腸炎の症状としては、突然の激しい嘔吐と水様性の下痢を繰り返すのが特徴的で、発熱を伴うこともあります。症状が重症化すると脱水が進行したり、けいれんや意識障害がみられたりした場合に入院が必要になることもあります。
今までは有効な予防策はありませんでしたが、このたびロタウイルスワクチンの接種により、感染を予防できるようになります。
日本では現在承認されているロタウイルスのワクチンは2種類ありますが、今回はグラクソ・スミスクライン社(以降GSK社)の「ロタリックス」が接種可能となります。
接種方法 | 2回接種(経口接種)、1回接種量1.5ml |
接種期間 | 生後6週~24週0日まで(誕生日を生後0日と考えます) ・4週間以上の間隔をおいて2回接種します ・1回目の接種を20週0日までに済ませないと2回目の接種ができないことになります ・生後25週以降の赤ちゃんには接種できません ・同じ時期にヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種があります。 別個に接種となるとスケジュール的にきびしくなります。 ですから、これらのワクチンとの同時接種をおすすめします。 ・2カ月からなど早期に保育施設に預けられる赤ちゃんには是非接種されることをおすすめします。 |
接種料金 | 1回13,000円 |
接種開始 | 2011年12月6日(火) (12月6日以前に接種希望される方は、当院までお問い合わせください) |
当院外来にGSK社の配布できる小冊子があります。
同社の愛する赤ちゃんを守るための感染症&ワクチン情報サイト
[ラブ♡ベビ.jp] http://lovesbaby.jp/index.html にも詳しく掲載されています。